花の描き方

【ひまわりの描き方】クロックポジションに均等に配置して書く|絵付け教室の先生が解説

7月、8月の誕生花であるひまわりは、まさに太陽のイメージです。花びらもメラメラと燃えている太陽のようです。「ひまわり」はエネルギーの塊ですね。

黄色がとても特徴的で、中心の筒状花部分が他の花と比べると大きいです。ギラギラまぶしい太陽の日差しを、ものともしない堂々っぷりで咲いている姿、魅了されないはずがありません。

日本に入ってきたのは、ヨーロッパから中国、その後17世紀中頃日本へ渡ってきました。最初は丈菊(じょうぎく)と呼ばれ、ひまわりとして広まったのは1688~1704頃と考えられています。

入ってきた頃の日本ではほとんどが観賞用とされていましたが、その後食べるために栽培されるようになりました。どこを食べるかですが、「種」ですね。あと油もとれます。 

植物はおおよそ太陽の方向に顔を向けて咲いていますが、太陽の動きに合わせて向きを変えていきます。

その太陽のエネルギーを持つひまわり、楽しく愉快にさくさく~と描けたらとっても明るい気持ちになりそうです~~

ひまわりの簡単描き方、クロックポジションに均等に配置したら大丈夫!!描けます!

<クロックポジションの意味>
観測する人を中心に置き(時計で言うと中心の点です)正面を12時とした場合の方向を示す手法です。

となると観測者が水平に両手を挙げた場合右手の方向が3時、左手が9時の方向になります。

さあ~進めて参りますね~~

ひまわりの豆知識

ひまわりはウクライナの国花ですが、栽培量はロシアが1位、2位にウクライナ、3位アルゼンチン(2019年発表)となっています。が、今後どうなるのでしょうか?

花言葉は「あなたを見つめる」「光輝」です。確かに目にも見えます。

しゃんとしていて、ものおじせず太陽と向き合っている姿は憧れます。頑張ろう~という気にさせてもらいますね。

ひまわりの構造

絵を描くときには、その描く相手をよく見ること・・・は基本です。

ひまわりをじっくり見て構造を知ると、なぜでしょうか・・描きやすくなりますね。

花びらの形、長さ、花芯の意味、成り立ち・・を知ると楽しく面白い。

花びら:私達がひまわりのはなびらと思っている黄色い部分は舌状花といいます

1枚の花ビラに見合えますが、本当は5枚の花ビラがくっついて1枚になっています。

そして品種にもよりますが、その1枚にくっついた花びらは32枚で1花になっています。

花芯:花芯部分は筒状花といい、5枚の花びらが筒状に何百も集まっています。

種となる部分です。この花芯は中心は蕾み状態で外側に向かって開花していきます。

だから見た目、外側と内側が変化して見えるのですね。

 茎:ひまわりの茎は太くてとても丈夫です。あのひまわりのおおきな花頭を支えなければいけない・・そんな使命があるからでしょうか・・

葉:葉が広くて、ほとんどの場合ハートの形をしています。触ると少しベタつきがあり葉の縁はギザギザ先は尖っています。

 食用としてのひまわりの用途

北アメリカ原産のひまわりは、1500年頃から栽培されていたとされていますが、始まりはやはり食料として・・でした。

今でもロシアやウクライナでは庶民のおやつとして定番のひまわりです。どこを食べるかご存知でしょうか・・「種」ですよね。

日本でもいろいろな食料品に入っています。グラノーラ、クッキー、チョコレート、パンなど食品のアクセントにされています。

それでは花びら32枚のひまわりの描き方を紙に描いていきましょう

ひまわりの描き方

準備するもの

・紙またはスケッチブック

・鉛筆と細ペンそして消しゴミ(どんな消しゴムでもいいのですが、出来れば先が尖ったもの、私はKOKUYOのノック式で、取り替えが出来るRESAREを使っています。

細かい部分が消しやすいのが一番のお勧めです、通常の消しゴムに比べ消す頻度が多い場合は手が汚れなくてとても便利です)

・パステルまたは色鉛筆

鉛筆と細ペンで描く

四角の中に円をサクッとひいて、花芯となる中心を作ります、
花芯と花ビラとの割合は2:1です。

 

花びら32枚、均等割をして画像の4分の1(12時~3時の手前まで)に花びらを約8枚入れます。

どうしても入らない場合は後ろにあるものとして(画像aの矢印)、花びらをちょこっと書いて下さい。

そして次の4分の1(3時~6時手前まで)に花びら8枚を入れます。後この形を繰り返して花ビラ32枚をつくって下さい。

 

32枚の花ビラが出来たら細ペンで清書します

 

次は色付けにまいります。

ひまわりの色付け

ひまわりの花と花芯の色は3色。黄色2色、茶色です。

 

薄い色から濃い色に色付けを進めています。

 

濃い色をしっかりいれて、花芯も茶色で薄い所(外側、開花した所)と濃い所(中側、蕾み状態の所)の色付けをします。

 

少し花の変化に合わせて作りました

 

蕾のひまわりです、よく見るととても素晴らしい形をしています。特に緑のガクがかっこよくて生き生き~しています。

次は絵付けにまいりましょう

クロックポジションに配置して描く花にデイジーもあります。参考にして下さい。

【デイジーの描き方】表情豊かに簡単書き方のコツ

 

「小さなワイングラスに絵付け」ひまわりを描きました

365日誕生花講座

背丈11㎝の小さなワイングラスにひまわりをグルッと描きました。

グラスの台部分には得意のレース模様を入れて仕上げたものです。「365日誕生花」クラスの講座資料になっています。

=絵付け工程=

・透明のワイングラスに専用の鉛筆で、このページで勉強したひまわりのデッサンを直接書きます。

・絵付け用の専用の絵の具黄色、茶色、緑などで花びらを描き、花芯に茶色を入れます→焼成

・2回目は1回目より少し濃い色で描きます。台部分にグリーンをスポンジでたたきます→焼成

・台部分にレースをペンで描きます→焼成→完成 

【ひまわりの絵付けの仕方】書きました。あなたも絵付け始めてみませんか?
【ひまわりの絵付け方法】12時・3時・6時・9時・・クロックポジションに花びらを配置して簡単絵付け

まとめ

ひまわりの描き方をまとめます。

四角の中に円をサクッとひいて、花芯となる中心を作ります、
花芯と花ビラとの割合は2:1です。

 

花びら32枚、均等割をして画像の4分の1(12時~3時の手前まで)に花びらを約8枚入れます。

どうしても入らない場合は後ろにあるものとして(画像aの矢印)、花びらをちょこっと書いて下さい。

そして次の4分の1(3時~6時手前まで)に花びら8枚を入れます。後この形を繰り返して花ビラ32枚をつくって下さい。

 

32枚の花ビラが出来たら細ペンで清書します

 

後は色を付けて仕上げます、お好きな色を薄い色から濃い色に徐々に進めていきましょう。

 

以上絵付けをしているららがお届けしました。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。