ナデシコ・・と聞くと、一番に日本の女子サッカーチーム「なでしこジャパン」が浮かんできます。そして歌、”小泉今日子の・・やまとなでしこ、七変化・・・”です・・。
その次に京都府の府花が「撫子」、鴨川の河原に自生しており、古くから府民に愛されて来ました。そして平成3年3月6日に府花に制定されました。
日本女性を表現する花に、控えめな印象ながら、凜とした芯の強さをもった様子を撫子の花にたとえました。「大和魂を持った、なでしこのような女性」という表現になるのでしょうか?・・
撫子は3月から11月にかけて咲きますが、最近では夏頃から咲く新品種も出来ているようです。
見た目簡単に描けそうな撫子、放射状にギザギザ細い切れ込みをしっかり作って花びらを描くと完璧!上手に描けます。
撫子の豆知識
控えめながら、それでいて芯の強さを秘めている撫子は、日本女性を表現する花に伝えられてきましたが、他にも薬草としての効果が、女性にとっては切り離せない理由が大きいようです。
撫子の効果効能
撫子は女性に必要な鉄分が豊富で銅、亜鉛、ビタミンB12などが配合されていて、貧血、頭痛・めまい・生理痛等、女性特有の整わないところのお悩みに効果があります。
草全体と種子を薬草として使用します。種をかつては妊娠中絶薬として使用されていたこともあるので、妊娠している方は葉ならず薬剤師、または医師と相談することをお勧めします。
京都の府花・撫子
京都の府花は嵯峨菊の撫子です。嵯峨菊は京都の古典菊、名称も京都を強くイメージしていることからなのですが、撫子は古典でも詠まれていることと、南北に流れる鴨川の河原に自生していることからも、古くから庶民に愛されてきました。
花色は緋紅色、桃色、紫桃色、白色などがあります。京都の「はんなり・・」感が伝わるので納得の撫子です。
咲いている時期も長いので、次京都へ行ったら河原を歩いて、撫子を捜してみようと思います。
撫子の花言葉
3月~11月にかけて、長く咲く撫子の花言葉は「純粋」「貞節」「無邪気」です。
撫でたくなるほど可愛い子・・ということから「撫子」と付けられたとされています。万葉集にも詠まれている内容からも、女性と子供のイメージが強い花です。
花びら5枚からなり、1枚の花びらの端がノコギリの歯のようにギザギザしていて細かく裂けています。
原産国はアジア、ヨーロッパで、花色は淡いピンクが主流ですが、濃いピンク又白色も見かけます。
それでは5枚の花弁を持つ撫子描いて参りましょう
鉛筆と細ペンで撫子を描く
準備するもの
・紙またはスケッチブック
・鉛筆と細ペンそして消しゴミ(どんな消しゴムでもいいのですが、出来れば先が尖ったもの、私はKOKUYOのノック式で、取り替えが出来るRESAREを使っています。
細かい部分が消しやすいのが一番のお勧めです、通常の消しゴムに比べ消す頻度が多い場合は手が汚れなくてとても便利です)
・パステルまたは色鉛筆
鉛筆と細ペンで描く
円の中に、均等に5枚の花びらを描くための5本の案内線をひきます。
それぞれの花びらの切れ込みは品種によっても違いますが、ここでは河原撫子を書いていきます。
1枚の花びらの端は細かくノコギリの歯のように短く長く、長く短くと、適当に不規則に書きます。
=花びらを1枚切り取って示します=
1枚の花びらは放射状に細く切れみが入った形になっています。
花びらの中心から外に向かって案内線を引いてから書くとバランスがとりやすいと思います。
矢印右のように清書します。
5枚の花ビラを細ペンで清書しました
少し角度を変えて、手前の花びらを折った感じに動きを出しました。
細ペンで清書しました(鉛筆部分は消します)
次は色付けしていきます
色付けをする
花色に用意するパステルは薄いピンク、ピンク、赤色ピンクです。
一番薄いピンクを花びら全体に付けます。
次に濃いピンクを入れて、赤色ピンクをポイントに入れましたら完成です。(不必要な部分は消しゴムで消します)
不必要な部分の色を消して完成です。
手前に折った感じに描いたものにも色をつけしました
茎、葉、蕾を書いて色付けしました(葉は細長く)
濃いピンクまでつけて完成です。
撫子描けましたでしょうか・・次は絵付けに参ります。
「ガラスのマグカップに絵付け」撫子を描きました
販売のための撫子を描きました。
=絵付けの順番=
・専用の鉛筆で直接ガラスマグに撫子を書きます。
・専用の絵の具で色を付けます→焼成
・専用の絵の具で2回目の色を付けます→焼成
・白エナメルで撫子のギザギザ部分を描きます→焼成 完成です。
・以上です。
描く時の筆の動きの参考に以下の記事をお読みください
まとめ
撫子の描き方まとめますね
円の中に、均等に5枚の花びらを描くための案内線をひきます。
それぞれの花びらの切れ込みは品種によっても違いますが、ここでは河原撫子の形を書いていきます。
1枚の花びらの端は細かくノコギリの歯のように短く長く、長く短くと、適当に不規則に書きます。
1枚の花びらは放射状に細く切れみが入った形になっています。
花びらの中心から外に向かって案内線を引いてから書くとバランスがとりやすいと思います。
以上大切な所は花びらの先端をギザギザにちゃんと書けるかです。何回も繰り返し練習しましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました。