花の描き方

【アシタバの描き方】花は均等にクロックポジション・葉は1茎から3方向に描く|絵付け教室の先生が解説

アシタバ・・と聞くとなんだか体にいいとか、青いジュースの飲み物とか・・思ってしまうのはアシタバを知らなさすぎの私です。

今回このアシタバを調べ描くきっかけになったのは、ある会社の営業の方から仕事で描いて欲しい・・と言う依頼があっての事。マグカップのデザインを提案中です。
(*詳細は、先方様に許可をいただいてから追記いたします)
有り難いお話をいただきましたので、調べ、描きすすめて参ります。

アシタバは「明日葉」と書いて「アシタバ」と読むのですが、その意味は摘まれても摘まれても明日にはすぐ伸びるので「明日葉」と付けられた・・とされています。

このアシタバ、花も咲くのですが、3~4年に1回しか咲かない。咲いて枯れた後はこぼれ種にないり、またアシタバとして生きます。面白いな~。

そしてよく見ると、とてもかわいいのです。花の形をしっかり描くよりは、放射状に傘の形に咲いている花姿を捉えて描く方がイメージが伝わり安いと思いますので、それを簡単に描く方法を解説していきます。

簡単アシタバの花と葉の描き方は、5枚の花びらはクロックポジションに均等に、葉は1茎から3方向にのびた姿がひと塊として描けばいい。

<クロックポジションの意味>
観測する人を中心に置き(時計で言うと中心の点です)正面を12時とした場合の方向を示す手法です。

となると観測者が水平に両手を挙げた場合右手の方向が3時、左手が9時の方向になります。

 

クロックポジションに配置して描く他の花に、キバナコスモスがあります。参考にお読み下さい。

【キバナコスモの描き方】8枚の花びらをクロップポジションに配置|簡単描き方のコツ

アシタバの豆知識

アシタバの特徴

10月3日の誕生花でもあるアシタバの花は、中心が丸くて5枚の白い花びらからなっています。

セリ科、シシウド属の多年草で日本が原産国。ラテン語でアンジェリカ(天使)という意味があり、植物の力には強心剤的な効き目もあることから、その名が付けられました。

花言葉は「旺盛な活動力」「未来への希望」とても生命力のある花言葉ですね。

花は6~9月に開花し、大きな葉の間から長く伸びた茎の先に、小さな白黄緑色の花を放射状に傘の形に咲かせます。開花後約3ケ月ほどで枯れて種になって次へのアシタバにつなぎます。

効果効能

食物繊維、ミネラル、カルコン、クマリン、レテオリン、βカロチンなどが含まれています。

アシタバの効果効能は、脂肪の塊であるセルライトなどの解消に期待できる他、血流を改善してくれる働きがあるとされ、他にもむくみ、老化を防ぐ等の成分が含まれていることからも大注目されています。

わあ~毎日摂取したい植物に脳が変化してきました。

ナマのアシタバを手に入れるには

アシタバ、調べて行くほどにとても興味がわいてきました。そして効果効能を知ると食べたくなってきています。ナマで料理したいな~~~と捜しましたが・・ない。

通販で青汁の原料にされていたり、飲み物や粉末状になったものは沢山ありますが、ナマのアシタバはスーパーで売っていない。

生産地が伊豆諸島、三浦半島、伊豆半島ですのでなかなかスーパーには置いていないですね。直販してくれる所があったので注文してみようかと思います。天ぷらやおひたし等料理したら追記しますね。

それでは描く・・本題に進みます。

アシタバの花の花びらは5枚、クロックポジションに均等に配置して描きます。葉っぱの描き方も以下に解説いたします。

アシタバを描く

描き方はアシタバの花を中心に次に葉っぱを描く・・の順番で参ります。

準備するもの

紙またはスケッチブック

・鉛筆と細ペンそして消しゴミ(どんな消しゴムでもいいのですが、出来れば先が尖ったもの、私はKOKUYOのノック式で、取り替えが出来るRESAREを使っています。細かい部分が消しやすいのが一番のお勧めです、通常の消しゴムに比べ消す頻度が多い場合は手が汚れなくてとても便利です)

・パステルまたは色鉛筆

 

鉛筆と細ペンで書く

1つの花は5枚の花びらからなっています。その花びらはクロックポジションに配置し書いていきます。

アバウトに・・1時、4時、6時、8時、10時と11時の間に配置し花びらを作ります。

 

花びらを整えるまでの鉛筆の順番です。
画像左から
①中心から放射状に5本の花びらを描くための案内線を中から外へ引きます。
②次に5本の案内線に花びらをふくよかに書きます。
③細ペンでしっかり清書して雄しべを5本書きます。

 

花びらの1つの形を理解した所で、放射状に傘の形に適当に鉛筆でアタリを付けます。

 

アタリを付けた所に、鉛筆で少しはっきり書いて傘状に花が集まった形に整えます。

 

細ペンで清書したら鉛筆は消しましょう

 

葉っぱの形です、中心から3方向に案内線を作り、葉に肉付けをします。

 

葉の形がわかった所で1枝の形を書きます。

 

次は花と葉っぱに色を付けて行きましょう。

色付けする

この形に描いたものを放射状に、傘のように集めて整え色付けしていきましょう

 

どんどん花が密集してもっと放射状に傘の感じになるのですが、描きにくいのでこれくらいの花にします。

全体に黄色黄緑を薄く入れます。

 

花心に黄緑をしっかり入れたて花びらに少し黄緑を足します。茎黄緑プラス緑をいれて完成です。

 

葉っぱは1回目黄緑を薄く、次に緑をいれます

 

全体に緑を入れてたら完成です。

 

葉っぱの全体画像です。

以上描けましたね、次は絵付けをして参りましょう

「ガラスのマグカップに絵付け」アシタバを描きました

ガラスのマグカップにアシタバの花と葉を描きました。

 

アシタバの制作工程

①専用の鉛筆で直接ガラスマグカップに前記で学んだように下絵を準備します

②専用の絵の具で色を付けます→焼成

③専用の絵の具で2回目、1回目より濃い色を付けます→焼成

④○とドットで仕上げます→焼成→完成

(*絵付けの詳細記事はまた別日に今しばらくお待ち下さい)

まとめ

アシタバの描き方まとめますね

1つの花は5枚の花びらからなっています。その花びらはクロックポジションに配置し書いていきます。

アバウトに・・1時、4時、6時、8時、10時と11時の間に配置し花びらを作ります。

 

花びらを整えるまでの鉛筆の順番です。

画像左から
①中心から放射状に5本の花びらを描くための案内線を中から外へ引きます。
②次に5本の案内線に花びらをふくよかに書きます。
③細ペンでしっかり清書して雄しべを5本書きます

この後傘状の花に色を付け、葉っぱも仕上げていきます

 

花に色を付けて葉っぱも仕上げました。

ここまで絵付けをするための花の描き方を解説しました。
お読み下さりありがとうございました。

 

 

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。