花の描き方

【勿忘草の描き方】花芯の2倍の長さの花びらを均等に配置|簡単上手に描く方法

「春爛漫」という言葉を先日、久々に耳にする機会があって、わ~と気持ちが明るくなってワクワクしました。

4月の花、小さくて可愛らしい「忘れな草」を描きたくなりました。忘れな草は4月5日の誕生花にもあたり、華やかさはないけど、密やかで可憐で素敵だな~と思っています。

小さくて単純だから描きやすそう~と思いますよね。そう、忘れな草を描くのは簡単です。
5枚の花びらを均等に配置して花びらのふっくら感を出したら大丈夫!わすれな草になります。

さあ~描いていきましょう~

忘れな草まずは豆知識

勿れな草の花名の由来は、世界一知られている・・と言っても過言ではないでしょう。

「私を忘れないで~♬」=「forget-me-not」

と言うことから「忘れな草」と名付けられたのですが、この「私を忘れないで~」はどこからきたのでしょうか。この言葉には悲しい物語が伝え継がれています。

<悲恋の物語>ある日デートをしていた男女、騎士ルドルフは恋人ベルタのためにドナウ川に咲くこの美しい花を積もうとしました。と、その時ルドルフは足を滑らせて水中に消え命を落とした。水中に沈む直前、摘み取った花を岸へ投げルドルフは”私を忘れないで~♬”と発した・・という話。

以来、ベルタはこの花を「わすれな草」と名付け、現在に伝え継がれています。

ロマンティックで悲しい話しです💔

この悲恋の物語からでしょうか、忘れな草の花言葉は ”誠の愛” “真実の友情”です。

草丈10~50㎝ほど、花びら5枚、花の大きさは0.5~1㎝くらいの小さな花を1茎に枝分かれして先端に可憐に花を咲かせます。とても可愛らしくて確かに手に取って見たくなる花です。

モチーフとしてヨーロッパでは愛用されていることが多く、家庭の中のクッションやカーテン、テーブルクロス、ランチョンマットなど、洋服の生地から壁紙、文具まで、ありとあらゆるものに使われ愛されていますね。

特に食器ではマイセン、ベルナル等有名食器ブランドには欠かせない、デザイン要素の花になっています。百貨店などに行く機会がありましたら是非のぞいてみるといいでしょう

勿忘草・・てどんな花ときかれたら、私の記憶では、わりと道ばたに咲いていました。可憐で可愛らしい花びらをつけた青い花、関西でしっかり見るなら比叡ガーデンミュージアムがいい~と思いますが、遠いですか・・

豆知識獲得したところで、書いていきましょう

忘れな草を鉛筆と細ペンで書く

書く上で必要なものは以下のとおりです。

忘れな草を書く時に準備する物

・紙またはスケッチブック

・鉛筆と細ペンそして消しゴミ(どんな消しゴムでもいいのですが、出来れば先が尖ったもの、私はKOKUYOのノック式で、取り替えが出来るRESAREを使っています。細かい部分が消しやすいのが一番のお勧めです、通常の消しゴムに比べ消す頻度が多い場合は手が汚れなくてとても便利です)

・パステルまたは色鉛筆

鉛筆で描く

四角の中に中心(〇)をとり、5方向に線を作り、花芯の2倍の長さの花びらを均等に配置し、その線に楕円に花びらを作ります。
花びらの長さは花芯の約2倍(1.5倍でも良いにします。

 

こちらは真上からではなく少し斜めから花びらを捉えました。この時も花びらの一番長いものは花芯の約2倍とるといいでしょう。

 

花の全体を書きました。ちょっと重なりながら咲きかけ、蕾・・と交えると花のイメージが伝わります。鉛筆で書き終わったら細ペンで清書します。

それでは色付け参りましょう

他にも5枚の花びらを描く時の参考にしていただけたら嬉しいです。

色をつける

パステルで、黄色1色、緑1色、ピンク2色、青3色を準備します

 

ひと花びらに薄くブルー紫(青とピンクを適当に好みの色に混ぜる)を付けます

 

更に濃くつけて花芯に黄色を入れます

 

全体の花も色をつけてみました。ここでは1回目の色付けは紫にします。

 

2回目の色付けは青をのせます

 

全体に青ですが1回目に入れた紫がかすかに影響しています

 

蕾のこんな感じで色をつけました(黄色と緑で)

 

以上忘れな草を書いて色付けまで終わりました、しっかりと描けましたでしょうか

次は絵付けします。

絵付けとは=陶器や陶磁器に絵を付けて、専用の窯で焼成する完成までの流れのことを言います。

焼成=500~800℃前後、温度が確保できる電気窯で焼き付ける事。

焼き付ける=食器に色を付けたとき、色落ちがしないように焼き付けて定着させる工程の事を言います。

「小さなワイングラスに絵付け」忘れな草を描いた

小さなワイン型のグラスに忘れな草を描きました。

描き方の簡単な進行を書いていきます。

1回目描く

小さなワイン型のグラスに、直接専用の鉛筆で書きます。

ガラス専用の絵の具で鉛筆書きした上に描きます→焼成します。

2回目の絵付け

1回目の色付けが焼成あがりました。これから2回目の絵付けをします。

2回目の絵付けの花の縁書きは白エナメルで行います、そしてグラスの台部分にも青色をいれて焼成したら完成です。

完成!!

【勿忘草の絵付けの仕方】書きました、あなたも絵付け始めたくなります。

【わすれな草の絵付け方法】5枚の花びらをクロックポジションに配置して書く

まとめ

忘れな草の描き方まとめます

四角の中に中心(〇)をとり、5方向に線を作り、花芯の2倍の長さの花びらを均等に配置し、その線に楕円に花びらを作ります。

花びらの長さは花芯の約2倍(1.5倍でも良いにします。

こちらは真上からではなく少し斜めから花びらを捉えました。この時も花びらの一番長いものは花芯の約2倍とるといいでしょう。

後は楽しく色をつけていくといいでしょう

ここまでお読み下さりありがとうございました

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。