花の描き方

【椿の描き方】花の成り立ちと花弁の向きで簡単書き方のコツ

椿、、と聞くと何を思い浮かべますか?
私は、日本家屋の床の間に飾られている花、ころんとした形、椿油、冬の花等でしょうか。椿は日本原産で古くから日本人に親しまれ,万葉集にも詠われてき日本人には馴染み深い1月の花です。

寒空の下、雪の中で華やかに咲いてとても印象的です。艶やかでシャンとしています!・・姿は意志の強さを想像して・・愛おしくもなる私です。シャネルとも関わりが深く、何と言ってもオペラの「椿姫」は有名ですね。また女性のおしゃれグッズ、コサージュやインテリアのモチーフにもなっていて、私達の生活には関わり深く馴染んでいます。

この花描いてみたいと思いませんか?
ざっくり描くか、詳細に描くかの違いはありますが、花の成り立ちと花弁の向きを知ると、簡単に椿に見える書き方ができるんです。

椿の豆知識

日本原産の椿は、古く万葉集にも詠われ、日本人に愛されてきた花というのは始めに書きましたが、種子からは「椿油」がとれ、髪や肌ケアに使われています。

産地としては東の伊豆諸島、西の五島列島ですが、なんと言っても長崎の五島列島は日本を代表する産地です。

花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」です。種類は沢山ありますが、一般によく見られるものは「ヤブ椿」「雪椿」です。花弁は一重で花びら5枚、花の大きさは直径5~8㎝です。

椿は花芯や花びらの重なりの成り立ちを知ると、面白いくらい上手に描けます。

では初めていきましょう

用意するもの

・紙またはスケッチブック

・鉛筆と細ペン

・色鉛筆またはパステル

花の成り立ちを知る

花(花芯)の成り立ち、まず花心の部分はこのようになっていて、切り開くと、雄しべの長さが均一ではないことがわかります。

花の断面図はこのようになっています。雌しべの周りを雄しべが囲み、子房部分には蜜があります。そしてその全てを萼が支えて成り立っています。

花の成り立ちを知った所で鉛筆書きしていきましょう

描いて行きましょう

四角に中心をつくります。丸くふっくらとした花の中心です。5枚の花弁の行方の線も引いておきます。

花びらを作ります。前に外側に向かって5本、線を引いた部分に肉付けをする形です。その時の注意点は重なりです。どの花びらが下で、上に来る花びらはこれ!をキッチリ知っておきます。

完成しました。ペンで清書して色づけに参ります。

清書しました。鉛筆部分は消して下さいね^^

では色づけに参ります。

椿の色づけ

初めは薄く色をつけます、徐々に濃くしていきます。

すこしづつ色をいれていきます

特に濃くしたいところは綿棒でしっかりつけます。

完成です!!

 

こちらは咲きかけ、満開までにはまだ時間がかかります。

こちらは蕾、可愛いですね。

 

花びらの方向から花をバランス良く描く、パンジーの描き方の参考記事です、
よかったら読んでみて下さい。

「ケーキプレートに絵付け」椿を描いてみた

19㎝のプレートは使い頻度が高い器です。何枚あってもいい~
そこにドーンと椿を1輪描きました。ちょっと変化が欲しかったので紙を重ねたデザインにして仕上げました。

直接陶磁器に前に勉強した椿を鉛筆書きします。
そこへ色をつけて焼成したものがこの絵付けしたプレートです。

満開前の椿は色を変えて赤にしました。満開のプレートとお揃いに、紙を重ねたデザイン仕上げにしました。

椿の描き方まとめ

椿の描き方いかがでしたでしょうか、上手に描けましか?

大切なことは
・花の成り立ちを知る
花の断面図から成り立ちを知る

・花弁の向きを指示してあげる
四角に中心をつくります。丸くふっくらとした花を書き、花びらの重なる順番をきっちり書いて、5枚の花弁の行方の線も引いておく。

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。