花の描き方

【スノードロップの描き方】構図をしっかりとって簡単描き方のコツ

1月1日の誕生花をご存知ですか?

雪景色の中からちょこんと可愛い顔をだして、凜と美しく咲くスノードロップ・・。

それが1月1日の誕生花です。太陽の光を浴びて1茎に1輪、しゃんと咲く姿はとても美しく心奪われます。

お正月らしい華やかさはないけれど、しゃんと、今年の目標を語るときのような意志の強さを感じる・・私にはまばゆい花。1月1日の花としてしっかり記憶しておこうと思います。

ふっくら膨らんだ花弁は実に爽やかで愛らしい・・。描く・・と考えるとなんだか難しく思えてしまいますが、ちょっとしたコツで簡単に描けるようになります。

スノードロップとスノーフレークの見分け方と豆知識

スノードロップは別名待つ雪草(まつゆきそう)とよばれていて、花言葉は「希望」「慰め」「切ない恋」です。

この花言葉は禁断の実を食べたアダムとイブに由来するとされています。エデンを追い出された二人、寒空の下、凍えていると天使は雪をスノードロップに変えて勇気づけたとされます。

雪に関わる植物、雪を待つ草・・・スノードロップ。愛らしく雪とともに生き生きと咲く花、雪解けの雫のようにキラキラ輝いて、まもなく春ですよ~^^と言ってくれています。

スノードロップとスノーフレークの違いは大きく分けて3つあります。その違い一緒に見ていきましょう。

■花の開花時期
バトンを渡すように咲いていく印象です。スノードロップは寒さ厳しい2~3月に咲き、雪が溶け春の香がしてきた頃の、3~5月頃に咲き始めるのがスノーフレークです。

■花びらの違い
スノーフレークは花びらの縁が少し波うっていて斑点があり、スミレの香がしてスズランのよう花姿、葉っぱは水仙の形をしているので「鈴蘭水仙」とも言われています。また1本の茎に数個の花を付けます。

一方、スノードロップは白い花びらに斑点はなく、真っ白なまましゃんと咲いて、1本の茎に1花しかつけません。

■草丈の違い
スノードロップは10~20㎝、スノーフレークは30~40㎝です。かなり違いますね

スノードロップの鉛筆画

スノードロップは秋頃から地中で根を伸ばし、寒い時期に芽をつけて雪が降る頃に花を咲かせる植物です。

花びらは外側に3枚、中側に3枚合計6枚の花弁からなっています。

準備する物

・紙またはスケッチブック

・鉛筆&細ペン

・色鉛筆またはパステル

 

描きましょう

きあ~書きましょう

・四角の枠の中に画像のように出発点を決めて外側に3本の線を引きます。この線が花びらを描く案内線になります。

・外側に向けて引いた線に肉付けをしますが、その前に萼と花びらの配分をします。萼1にたいして花びら4です。つまりガク:花びらは、1:4です。

 

内側の花びら①②③を描きます。
①は向こう側の②③の花弁より低く、書きます。

外側3枚、内側3枚合計6枚の花弁が完成しました

ペンできれいに清書して出来上がりです

葉っぱも付けました

この後色づけしていきます。

スノードロップに色付け

全体にグレーを薄く入れます。がく、茎、葉っぱも薄く入れます。

グレはーあまり色を足さないようにして、ガク、茎、葉っぱは色を重ね濃くして下さい。
完成しました。

「スープカップに絵付け」スノードロップを描きました

上記のことを踏まえ陶磁器のスープカップに、スノードロップと桜草を描きました。

陶磁器のスープカップに直接、専用の鉛筆でスノードロップを書きます、専用の絵の具で鉛筆書きした所に、色を付けて焼成し出来上がります。(*焼成:専用の窯で焼き付けること)

陶磁器ではこの白色を出すために1度色を付けて、付けた色を少しずつ抜く事で白色の花ができます。

ピンクの桜草とあわせて描くと華やかさができて、スノードロップの凜とした可愛らしさが際立ちます(詳細は別ブログにて書きますね)

他に花の描き方、シクラメンの描き方も「方向と配分」で書いています。参考になると思いますので、ぜひ読んで見てください。

まとめ

スノードロップ、しっり描けましたでしょうか?

最後に簡単にまとめてみますね。

・四角の枠の中に出発点を決めて外側に3本の案内線を引きます。

・3本引いた線に沿って肉付けをしますが、その前に萼と花びらの配分は萼1に対して花びらは4にします。長細く緩やか美人の花びらに仕上げてください。

・鉛筆書きが完成したらペンできれいに清書して出来上がりです。

・茎と葉っぱも書きます。

・そして色づけをするという流れになります。

四角の中に構図をしっかりとって方向を決めて書くと簡単に描けましたね

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。