花の描き方

【パンジーの描き方】5方向からなる花びらのバランスを知る事|絵付け教室の先生が解説

12月の花に、恋の花と呼ばれる「パンジー」は、英語ではラブグラス(恋の花)という別名があります。右と左の花びらがキスをしているように見えることからのようですが・・。さらに「kiss me al the gerden gate」(門の所で私にキスして)や「jump up the kiss me(達上がって私にキスして)等とも言われていて、実にふわふわ乙女にしてくれるラブリーな花です。

寄せ植えやガーデニングを楽しむ人達には、なくてはならない花の一つと聞きました。

そんな愛されている可愛いらしいパンジー、描いてみたい・・と思いませんか?花の好きな人なら、誰でも思いますよね~。描きたいけど・・と。

ここではそのパンジーの描き方を5方向からなる花びらの形を知る事で、簡単に描ける事を説明していきます、気になる人は是非お読み下さい

豆知識・パンジーとビオラの違い

パンジーの花言葉は「私を思って」「もの思い」、花の模様がもの思いにふける横顔に似ているところから由来します。恋の花と言われているだけあって、花言葉も愛一杯です。

古くからヨーロッパではパンジーは惚れ薬としても利用されてきました。シェークスピアの「真夏の夜の夢」でも登場していますね。

なんでもパンジーの汁を眠っている間にまぶたに塗ると、目を開けたその人は初めて目にした人に恋をしてしまう・・らしい。

解毒するにはヨモギを使うと言うことですよ。

パンジーとビオラの違いは、花びらの大きさです。4センチ以下か4センチ以上かで決まります。4センチ以下だとビオラ。それ以上だとパンジーという事になります。

さて豆知識も得たところで、すすめて行きますね

パンジーの花びらの呼び名

パンジーの裏側ってどんなん・・?、ガク片とどのような繋がりでなりたっているの・・?と描く時って小さな部分を知りたくなります。

それぞれの花びらの呼び名を知ってガクからはなびらの成り立ちがわかると、描きやすくなります。

花を持ったときの上部分の2枚を上弁と呼び、その両側の花びらを側弁、下の花びらを唇弁と言います。

確かに側弁(そくべん)は側(そく)やね~、唇弁(しんべん)も本当に唇(くちびる)のようです。

 

パンジー書いていきましょう

パンジーは花姿が人の顔に似ていることから人面草(じんめんそう)、蝶が舞っているように見えることから遊蝶花(ゆうちょうか)と呼ばれてきました。

また花びらで実際に蝶々を作っている人も見たことがあります。その花、丁寧にひと花びらひと花びら書いていきましょう。

準備する物

・ノート

・鉛筆

・細ペン

・パステルまたは色鉛筆

描きます・まずは鉛筆書き

できあがりはこれです。

描き方のコツはズバリバランスです。

5方向からなる花びらの形を知ることで簡単に描けるようになります。

そしてパンジーを見ているとなんだか・・パンダに見えたり眼鏡をかけたおじさんに見えたりしませんか~不思議・・・このように花の訴える力も描くコツです。

○○に見える・・というのは花の立派な特徴ですので、おじさんの顔に見えるように描けばいいのです・・・笑い

いつものように7センチ角のマスを造り、中心を決めます

・7センチ角のマスの中に5まいの花びらを描く割り振りをします

・順番に①~⑤に進めて下さい

・初めに①の花びら(上弁)を造ります、そして①の上に重なるように②の花びら(側弁)をつくります。

・①の側弁の下に③を作り、②の側弁の下に④を造り、最後に⑤の唇弁を造り終了

描きます・色付け(初めは薄く・・徐々に濃くしていく)

私は普段パステルを使いっています、画像のように黄色2色で上弁2枚に色付け、ピンクと青をなんとなく混ぜて紫を作り、唇弁に薄く色づけします。

・1回目の色づけ完了

・2回目、濃い色を足して進めます→完了

パンジーに見える色ってありますよね、圧倒的にこの組み合わせ・・紫と黄色。後ブルー系を中心に黄色、オレンジと続きます。丸く色づけして花びらを重ねたらパンジーに見えてきます。

・咲きかけ~花びらの変化も示しますね

・葉っぱの描き方も示しますね

「透明のガラスボウルに絵付け」パンジーを描いてみました

12月の花として知られているパンジーは、エディブルフラワー、食用としても使われています。食卓を華やかにInstagramでは映えの写真が撮れます。

食感はシャッキシャキしていて特に味はありません。カルパッチョの色添えには最適です。盛ったお皿がお花のアレンジみたいで本当に心ウキウキしてきます^^。

ちなみに効能は食物繊維が豊富でエキスは浄化作用、血行促進などの効果があると言われています。

絵付け教室

絵付けの教室では、こんな感じにボウルに描いてみました。

構図は下から咲いた感じに素直にわかりやすいデザインにしました。

真上から見たらこんな感じですが、他の小さなお花と組み合わせると、とても愛らしくなりました(自画自賛ですが・・・笑い)

まとめ

いつものように7センチ角のマスを造り、中心を決めます

・7センチ角のマスの中に5枚の花びらを描く割り振りをします

・順番に①~⑤に進めて下さい

・初めに①の花びら(上弁)を造ります、そして①の上に重なるように②の花びら(側弁)をつくります。

・①の側弁の下に③を作り、②の側弁の下に④を造り、最後に⑤の唇弁を造り終了

 

このように鉛筆書きして、後は色鉛筆やパステルで初めは薄く→徐々に濃くしていくとパンジーが出来上がります。

色は黄色×紫とか・・紫×紫とか・・ピンク×紫とか・・あなたの好みの色に色付けして下さい。

12月の代表的な花、柊やポインセチアの描き方も書いた記事があります。良かったら読んで下さい。

ここまでお読み下さりありがとうございました。

引き続き書いて行きますのでどうぞよろしくお願いします

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。