花の描き方

【ポインセチアの描き方】構造を図形のように書くと良い|絵付け教室の先生が解説

12月になるとあちこちのスーパーや花屋さんには、赤やピンクのポインセチアが並びます。ピンク・・?最近はピンクもありますね。あっ!白、黄色、そうそう青もあるようですよね。見るとワクワクするポインセチア、描いたことありますか?なんだか難しそうですよね?そうっ、私も思っていました。実際難しかった。だけどちょっとしたコツで簡単に描けるようになります。

ポインセチアは面白い花で、普段私たちが見ている赤い部分は実は葉っぱという事、皆さんご存知ですね。花は中央の丸い部分なんです。雄しべ、雌しべ、蜜線からなっている花びらを持たない花、面白いですね。

記事ではポインセチアの描き方のコツは、花の構造をどこまで知るか、で描きやすくなるかを解説します。

描く前にポインセチアの豆知識

描く前にポインセチアの豆知識をいくつか解説しましょう

ポインセチアは知っている人も多いと思いますが、赤とかピンクの部分は実は葉っぱで、中心部分のブツブツがなんと花なんですね、雄しべ雌しべはあるけれど花びらがない花と言うことになります。

そこをわかった所で描いて参りましょう

準備するもの

鉛筆

細ペン

色鉛筆またはパステル

ポインセチアの構造・部分編

ポインセチアを描くぅー、はやる気持ちをおさえてまず花の部分から順番に見ていきます。

花びらがない雄しべ、雌しべ部分の描き方

7センチ角を作り中心を決めます

7センチ角に、簡単に鉛筆で雄しべ雌しべ部分の下書きをします。この画像をそっくりまねする形でお願いします。

ポインセチア全体を描くときは、この部分はここまで詳細には書きませんので、知っておく・・の感じで取り組んで下さいね。

細部まで知った上で描くというのは、花を上手に描くコツになります。ここを知ると知らないでは仕上がり感が違います。

ポインセチアの黄色、黄緑色に見える部分がこれです。鉛筆書きが終わりペン書きした所です。

簡単に色づけしてみました。上の黄緑色が雌花、その周りを囲んで赤い棒状部分が雄花です。

右側の黄色い部分が密線、この3つからなり、1つのポインセチアになっています。ここに丸い花が1つのポインセチアに10個くらいついています。

花びら(葉)部分の描き方そ

10㎝角中に細長い楕円の花(葉っぱ)を描くのですが、斜めに中心線を引いてから両側を囲むように細長楕円を作ります。書き終わったら両サイドの葉脈をつくります。

ピンクの色を付けました。色つけするときも花(葉っぱ)の中心部分を少し濃く、濃淡を付けます

それでは、花心部分と花(葉っぱ)を理解したところでポインセチア全体を描いて行きましょう。

ポインセチア構造(図形)・全体編

花びら(葉っぱ)5枚を3段に配置し中心を作ります。

鉛筆でポインセチアの下絵を作る

人は大きさを決めないとどんどん大きく描いてしまいますので、初めに10センチ角を作ります

ここでは10センチ角の中に内側の小さな花びら(葉っぱ)5枚を均等に図形のように配置し(1番目内側に作る)、その外側に更に5枚作り(2番目につくる)、またその外側に5枚(3番目外側につくる)重なりながら作って行きます。

この時の花(葉っぱ)の描き方は、前記の部分編で学んでいただきましたように、中心に1本線を入れて両側から細長い花(葉っぱ)を楕円に作る感じです。初めはなかなか難しいですが、鉛筆を軽く持って薄く描きます。「楕円・・楕円・・」と何度もつぶやきなが形を作っていくといいでしょう。(再度画像あげますね)

描く相手の紙(スケッチブックなど)は、描きやすい方向にクルクル・・回しながら花(葉っぱ)の形を少しずつとっていって下さい

ぺンで線書きをする

鉛筆で描いた下描きを細ペンでなぞりしっかり形を整えます。ここでポインセチアの形がよく見えてきました、やったー!!感ありますね。

色鉛筆で色付けする

細ペン書きした所にピンクのポインセチアの色をいれます。初め薄は外側の花びら(葉っぱ)から薄く色づけします。

内側に色入れを勧めます

しっかり濃淡をつけます、中心の黄色も入れて下さい。バランスを見て葉っぱを描き足しました

葉っぱにも色つけします

完成しました!!!

少し角度を変えて表情を出してみました。花を斜めから見ます。花びら(葉っぱ)が半分しか見えてない感じを描くとこんな感じです

画像右上の黄緑黄色は、中心の花です、

ピンクのポインセチア完成です。

濃淡をつけて奥行きを出す。花(葉っぱ)と花(葉っぱ)が重なっている部分が平坦に見えないように注意して下さいね。

「透明のボウルにガラス絵付け」ポインセチアを描いてみました

赤いポインセチア初心に戻って改めて描いてみました。

これはまだ途中ですが、ボウルの中から写しました雰囲気わかりますか?

ボウルの底から立ち上がるように描いた、そこからの画像です。

この作品の完成はポインセチアの「国花」の記事で見ていただきますね。

まとめ

ポインセチアの構造・部分編

花びらがない雄しべ、雌しべ部分の描き方

7センチ角に、簡単に鉛筆で雄しべ雌しべ部分の下書きをします。この画像をそっくりまねする形でお願いします。
ポインセチア全体を描くときは、この部分はここまで詳細には書きませんので、知っておいて下さい・・の感じで取り組んで下さいね。だけどここを知ると知らないでは描くときの納得感が違うと思います。

ポインセチアの黄色、黄緑色に見える部分がこれです。鉛筆書きが終わりペン書きした所です。

簡単に色づけしてみました。上の黄緑色が雌花、その周りを囲んで赤い棒状部分が雄花です。右側の黄色い部分が密線、この3つからなり、1つのポインセチアになっています。こに丸い花が1つのポインセチアに10個くらいついています。

花びら(葉)部分の描き方

10㎝角中に細長い楕円の花(葉っぱ)を描くのですが、斜めに中心線を引いてから両側を囲むように細長楕円を作ります。書き終わったら両サイドの葉脈をつくります。

ピンクの色を付けました。色つけするときも花(葉っぱ)の中心部分を少し濃く、濃淡を付けます

以上のように花をそれぞれのパーツに分解して理解すると描きやすくなることがわかりました。

人間もそうですが、深くお付き合いするためには相手のことをよく理解する・・に似ていますね(笑い

ちなみにポインセチアはマダガスカルの国を代表する花、国花です。世界の国にはそれぞれ国を代表する花があって知っていくとかなり面白いので、花を描くに合わせて記事を書いていきます。見逃さないようにお気に入りに入れて下されば嬉しいです。

 

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。