花の描き方

【カンパニュラの描き方】膨らんでいる袋と花びら1:1の配分で書くと良い|絵付け教室の先生が解説

カンパニュラ・・・素敵なネーミングの花です。 スイスアルプスの岩場に咲き、日本では高山で見られる、比較的寒い地域の乾燥気味な場所を好みます。ラテン語で小さな鐘を意味するカンパニュラ、恥じらいながら咲く姿を見ると愛おしくなります。

北海道を舞台にした「風のガーデン」ではカンパニュラがとても印象に残っています。このドラマをきっかけにさらに人気の花になったとように思います。やはりカンパニュラのネーミングは魅力です。

さてこのカンパニュラ描いていこうと思いますが・・ざっくり・・釣り鐘草やスズランの描き方に似ていますがカンパニュラは花弁の大きさが違います。

膨らんでいる袋と花びら1:1の配分で書くと上手に描けます。

カンパニュラの豆知識

ラテン語で「小さな鐘」を意味するカンパニュラは、風鈴のような丸いふっくらとたフォルムと優しい花色が特徴です。

風鈴草と呼ばれるカンパニュウは高温多湿な夏が苦手です。明るい半日陰において育てます。

恥じらいながら咲くその姿は、本来斜めにうつむいて咲きますが、品種改良の結果上に向いているものも最近は増えています。

花言葉

花言葉は「誠実」「感謝」「節操」ですが、ギリシャ神話の悲劇から「守れなかった命」と言われることもありますので、贈る時は必ずメッセージカードを付ける事をお勧めします。

そして3月7日、4月23日、5月15日、7月8日お生まれの方の誕生花とされています。

誕生花は誰が決めたのか??
自分の側に誕生花がひとつあるといいとされてきました。それは諸説あるようですが古代ローマの人々は自分を守ってくれる守護神的な役割をはたしていた、とされ幸福、愛、富をもたらしてくれるものとして身近に飾ったりしたと伝えられています。

この伝え継がれてきた、小さな・・些細な・・身近な花を頼りに生きてきた姿は単純だけど純粋に信じる花信仰といいますか・・好きですね私は。目の前の見えるものではなく、答えのない心の感じる部分を大事にした。そこには夢や希望や何より包み込んでくれる優しいぬくもりを感じます。

さあ~カンパニュラ実際に描いていきましょう~

カンパニュラの描き方

描くにあたり準備するものがあります。

準備するもの

・紙またはスケッチブック

・鉛筆と細ペンそして消しゴミ(どんな消しゴムでもいいのですが、出来れば先が尖ったもの、私はKOKUYOのノック式で、取り替えが出来るRESAREを使っています。

細かい部分が消しやすいのが一番のお勧めです、通常の消しゴムに比べ消す頻度が多い場合は手が汚れなくてとても便利です)

・パステルまたは色鉛筆

 

鉛筆と細ペンで描く

四角の中に画像のように咲いた時のカンパニュラをザックリ配置します

 

花の配分はaとb、ぼぼ1:1になるようにします。bの横には花弁がはみ出す感じに捉えて下さい。

 

配分をして花びらと袋になった部分を作ります

 

細ペンで清書し鉛筆部分は消しました

 

こちらは下向きで中が見えない書き方です

 

花が開いた時と同じような配分で考えます

 

清書しました(鉛筆部分は消しました)

 

次は色付け参ります

パステルで色付け

パステルはピンク3色用意します

 

一番うすいいろから濃い色へ順番に重ね塗りします

 

濃い3色まで色付けし、余分な色を消して完成です

 

蕾みも鉛筆書きから色づけまでして完成です

 

下向きを色付けしました。

次は絵付け、筆を持って描きましょう~

「小さなワイングラスに絵付け」カンパニュラを描きました

イベントやネットショッピングのために描いている小さな、160㏄入るグラスにカンパニュラを描きました。こちらは完成品です。

 

専用の鉛筆書きの後、以下の筆①~⑧で進んで行くと描きやすくなります(*矢印線はまっすぐではなくいつの時もカーブを持って描きます。)

 

①~⑧に筆を進めてグラス全体に描いたカンパニュラです。この後1回目の焼成をします。

 

中が見えない垂れ下がったカンパニュラの筆の動き①~⑥に進めて下さい

 

焼成が終わりこれから2回目の色付けをします。筆の動きは1回目の色付けの時と同じです

 

2回目の絵付けの後焼成、金彩して焼成、計3回の焼成で完成です。

絵付けまで完了しました。

絵付けの詳細記事はまた別日に書きます。

まとめ

カンパニュラの描き方まとめますね

花の配分はaとb、ぼぼ1:1になるようにします。bの横には花弁がはみ出す感じに捉えて下さい。

 

配分をして花びらと袋になった部分を作ります

 

細ペンで清書し鉛筆部分は消しました

後はこれに色付けしていきます。

 

ここまでお読み下さりありがとうございました。

 

 

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。