花の描き方

【つゆ草の描き方】花びら2枚をクロックポジション(時計の針の配置)に2時と10時|3枚目を6時に配置して書く

緑の茂みの中にひっそり咲くつゆ草、青い色が本当に際立つ花です。

7月の誕生花になるつゆ草は繁殖力が旺盛なので、1度植えると次々と咲き成長し広がります。

朝に開花して昼にはしぼんでしまう一日花になります。お花屋さんでみられる華やかな花ではありませんが自然の中で逞しく咲く雑草植物です。

そのつゆ草、少し面白い形をしていまのですね。描くの難しそう~と思ってしまいます・・がコツを知ると以外に簡単に描けることがわかります。

描き方は、花びらを2枚をクロックポジション(時計の針の配置です)に2時と10時、3枚目を6時に配置して描くと簡単に仕上げられます。

つゆ草の豆知識

つゆ草の名前の由来は諸説ありますが、朝露が乾かない間に萎んでしまう花の性質から、とされています。ちょっと素敵な由来だな~~と思います。

つゆ草の花の成り立ちと花言葉

花びら3枚からなり、2枚が大きく青く、3枚目がその下に白く小さくあります。そして雄蕊が6本、その内の2本が雌蕊とともに長く前へ突き出ています。

葉っぱは単子葉類で葉脈が縦になっています。葉は船形に2つに折れ、その苞の先に外に突き出て1つ花を咲かせます。

生薬としての雑草つゆ草

つゆ草の生薬名は鴨跖草(おうせきそう)と言います。風邪などの炎症疾患の解熱、炎症に使われます。

つゆ草の描き方

3枚の花びらと雄しべ雌しべから成り立つつゆ草は、花の向き(ポジション配置)と花びらの形を知ると描きやすい花です。

準備するもの

・紙またはスケッチブック

・鉛筆と細ペンそして消しゴミ(どんな消しゴムでもいいのですが、出来れば先が尖ったもの、私はKOKUYOのノック式で、取り替えが出来るRESAREを使っています。細かい部分が消しやすいのが一番のお勧めです、通常の消しゴムに比べ消す頻度が多い場合は手が汚れなくてとても便利です)

・パステルまたは色鉛筆

鉛筆と細ペンで描く

7㎝角の正方形を作り、十字に等分し交わったところを中心にします。

 

青い花びら2枚をクロックポジション(時計の針の配置)に2時と10時、3枚目の白い花びらを6時に配置
斜め右上(2時)と左上(10時)、下(6時)に外から中心に向かって花びらを作り、斜め左下に向かって雄しべ雌しべを作り終わったらペンで清書します

 

③清書しました、鉛筆を消しました。

 

次は色をつけていきます

色づけ

つゆ草の形を作ったところに色をいれていきます

①花びらに薄い青を全体にいれます、徐々に青を濃くしていきます。

 

更に色を重ねます、薄青の上に濃い青色をれ、方向は同じく外から中心、しっかりつゆ草色を入れます。ハミ出した色を消して整えます。

 

つゆ草の花びら完成!

 

3枚の花びらをしっかり描けると、一気に雰囲気がでました。別の角度からも描いて見ました。

 

別の角度からのもの完成!

つゆ草の描き方の参考に3つの花の描き方の中の1つつゆ草をご覧ください

ここまででつゆ草が描けましたね。次は絵付けに参ります。

ここまでは書く相手が紙でしたが、絵付けは描く相手がガラスや陶磁器になります。少し特殊というとらえ方にもなりますが、面白いです。ご興味のある方はどうぞお進み下さい。

ガラスのマグカップに絵付け・つゆ草を描きました

前期で学んだつゆ草を直接ガラスマグに、専用の鉛筆で書きます。その上に絵付け専用の絵の具で描いていきます。

 

筆運びは画像の通りです。①、②は1枚の花びらに筆2~3回入れて下さい。

 

色をいれた結果です→1回目焼成

 

1回目の焼成が終った所です、この上に2回目の色付けをします

 

2回目の色付けが終った所です→2回目の焼成をします。

 

2回目の焼成のあと〇ドットを描き込み、全体のデザインを完成させます。

 

3回目の焼成が終り完成しました。

 

絵付けしたガラスマグカップが出来ました。夏の「涼」を運ぶ器の1つにいかがでしょうか?

まとめ

つゆ草を紙面に書く描き方をまとめますね

7㎝角の正方形を作り、十字に等分し交わったところを中心にします。

 

花びらをクロックポジション2時と10時・3枚目を6時に配置
斜め右上(2時)と左上(10時)、下(6時)に外から中心に向かって花びらを作り、斜め左下に向かって雄しべ雌しべを作り終わったらペンで清書します

③清書して鉛筆を消しました。

少し角度を違えました

この細ペン仕上げの花に色を付けていきます。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
HITOMI らら
20代の時から洋食器に関わりフリーハンド絵付けの教室を運営してる ”らら””がその歴史や技術はもちろんの事。絵具、道具、焼成窯に至るまでを伝えていきます。